Search

=================================
「時間にルーズ」は和製...

  • Share this:

=================================
「時間にルーズ」は和製英語?
=================================
 
時間にだらしない人のことを日本語では「時間にルーズ」と言いますが、これは完全に和製英語なので、英語でそのまま「He/She is loose about time」のようにネイティブに言っても意味は通じないでしょう。そこで今回は、日本語の「時間にルーズ」に相当する英表現をご紹介しようと思います。
 
 
--------------------------------------------------
1) He is always late. / She is never on time.
→「彼/彼女はいつも遅れる」
--------------------------------------------------
 
英語で「時間にルーズ」を表現するのであれば、「He/She is always late.(彼/彼女はいつも遅れる)」や「He/she is never on time.(彼/彼女は絶対に時間通りに来ない)」のように、always lateまたはnever on timeを使って、言葉そのままの意味で表現するのが最も妥当な言い方になります。
 
<例文>
 
You're leaving your house now? Geez, you're always late!
(今、家を出るの?本当に時間にルーズなんだから。)
 
She's probably going to show up late. She's never on time.
(彼女はきっと遅れてくるよ。時間にルーズだからね。)
 
I can't stand people who are always late.
(時間にルーズな人は嫌いやわ〜。)
 
 
--------------------------------------------------
2) He/She is not punctual.
→「彼/彼女は時間を守らない」
--------------------------------------------------
 
Punctualは「時間を厳守する」を意味することから、「He/She is not punctual.」のように否定文にして時間を守らないことを表すことができます。しかし、どちらかというとPunctualは肯定文で使われる傾向があり、実際、ネイティブの日常会話でも、上記1)のalways lateまたはnever on timeで表現する人がほとんどです。
 
✔not punctualは口語的な響がある。
 
✔「時間にルーズ」=「unpunctual」と紹介している媒体もあるが、実際のネイティブの会話ではあまり口にしない。
 
<例文>
 
He is not punctual. He always shows up 10 minutes late.
(彼は時間にルーズです。いつも10分遅れで現れます。)
 
Sean is not punctual. Tell him the meeting is at 4 not 4:30.
(ショーンは時間にルーズなので、ミーティングは4時半ではなく、4時にスタートすると伝えてください。)
 
You better get used to it. People here are not punctual.
(ここの人らは時間にルーズやし、それに慣れた方がええで〜。)
 
 
~おまけ~
 
--------------------------------------------------
3) He/She is fashionably late.
→「(わざと)少し遅れていく」
--------------------------------------------------
 
Fashionably lateは「ちょっと遅れて行く」を意味し、遅れることを何とも思わず、当たり前かのように平然な顔をして現れる様子を表します。基本的に、友達のホームパーティーやバーベキューに行くときなど時間厳守を求められないカジュアルな状況で使われ、遅れることをポジティブに表現するフレーズです。(笑)アメリカではカジュアルなイベントに参加をする際、“少し”遅れていくことは珍しいことではなく、周りも遅れることを気にしません。時間通り行くと、ホストがまだ準備中だったりすので、その辺を考慮して意図的に多少遅れていきます。
 
✔暇人でないことをアピールするため、わざと遅れ、「仕事が忙しくて遅れちゃった」とちょっと格好つけている印象につながる場合もある。
 
<例文>
 
Matt always shows up fashionably late.
(マットはいつもちょっと遅れてくれる。)
 
There he is! Always arriving fashionably late!
(来た!いつも通り、平気な顔して遅れてきた。)
 
Most people came fashionably late to the BBQ.
(ほとんどの人がバーベキューにちょっと遅れてきました。)
 
 
 
 
 
ブログ記事URL:https://hapaeikaiwa.com/?p=11553
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
無料メルマガ『1日1フレーズ!生英語』配信中!
 
通勤・通学などのちょとした合間を利用して英語が学べるメルマガ『1日1フレーズ!生英語』を平日の毎朝6時に配信中!ただ単にフレーズを紹介しているだけではなく、音声を使った学習プロセスが組み込まれているので、メルマガを読むこと自体が学習方法!
 
https://hapaeikaiwa.com/mailmagazine/
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


Tags:

About author
みなさん、こんにちはっ!Hapa EikaiwaのJunです。 母親が日本人、父親がアメリカ人のロサンゼルス生まれ育ちのハーフです。幼い時期から両文化で育ってきた僕は教育も日米両方受けてきました。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学を卒業し、交換留学で一年一橋大学で大学生活を送りました。その後、石川県内灘町役場で国際交流員として赴任し、2年間の勤務を経て、ロサンゼルスへ帰国。2011年に英会話学校「BYB English Center」をアーバインで開校しました。 文化、習慣、教育、考え方から人間関係を両方体験してきた僕は英会話を勉強されている皆さんに少しでも役立つようこのページを始めました。言語と文化は切り離せない!だからこそ英語だけでなく、文化を取り入れた多くの表現、知識、ローカル情報をご紹介していきたいと思います。 HAPAとは? 混血のことをハーフやミックス(最近はダブルともいいますね)と日本ではよく表現されますが、ロサンゼルス(カリフォルニア州)では「HAPA」と呼ぶことも一般的です。HAPAは元々ハワイから由来した言葉で「半分」または「一部」を意味します。その名の通り「Hapa Eikaiwa」=「ハーフがお伝えする英会話」です! ☆無料メルマガ配信中☆ 毎朝6時配信【1日1分1フレーズ!アメリカン雑談集】 アメリカ人と雑談をする時に不可欠な日常フレーズが学べる、Hapa Eikaiwaがお届けする無料のメールマガジンサービスです!時代遅れの日常表現を完全に省いた「現在」の日常フレーズをご提供します。「英語学習はしたいんだけど、中々時間が・・・」と悩んでいる方に、ぴったりのメルマガです。1日1分1フレーズなので仕事前に、通勤時間に無理なく毎日新しいフレーズを身に付けることができます。さらに、学んだ日常表現を忘れないように毎週金曜日は「復習コーナー」を取り入れています。週ごとにテーマを決めて日常表現をお送りしますので、様々な場面で通用する英表現を得られます。「ちりも積もれば山となる」互いにコツコツ頑張って、楽しく英語を習得していきましょう! http://hapaeikaiwa.com/mailmagazine/ ☆Podcast 配信☆ ロサンゼルスからお届け!ネイティブの自然な日常会話を楽しくリスニング。 https://itunes.apple.com/us/podcast/hapa-ying-hui-hua/id814040014 ☆YouTube(動画で英会話)☆ www.youtube.com/hapaeikaiwa ☆Twitter☆ http://www.twitter.com/hapaeikaiwa
日米ハーフがお伝えする「生きた英語」をご紹介。教科書では教えてくれなかった実践的な表現から言葉の背景となるアメリカ文化を含める英語学習ページです。
View all posts